介護・在宅診療での役割

垂直の連携から水平の連携へ

これまでの医療システムは、急性期の大病院を頂点として、かかりつけ医を底辺とする「垂直連携」が中心でしたが、 今後はかかりつけ医が中心となって訪問看護師や介護分野などと連携する「水平連携」が中心になっていきます。急性期の大病院はその外側にある、地域の最後の砦であり、役割分担が求められます。(医師会資料より一部改変)

日本医師会はかかりつけ医の機能として「....自己の専門性を超えて診療や指導を行えない場合には、地域の医師、医療機関等と協力して解決策を提供する。...信頼関係を構築し、健康相談、健診・がん検診、母子保健、学校保健、産業保健、地域保健等の地域における医療を取り巻く社会的活動、行政活動に積極的に参加するとともに保健・介護・福祉関係者との連携を行う。...(一部抜粋)」としています。これ基づき、当院では地域で果たすべき役割を考えながら医療・介護連携、在宅診療、施設嘱託医、学校医などに従事しています。